今年末頃、軍上水道本管が遠く北部から本村の新里区まで施設される予定になっています。その後に新里マガヤーから分岐して四十四線道路を沿い来年早々には仲伊保区までその支管が施設される予定になっています。
豊富な水量、しかも完全に殺菌された清水が本村まで送られますことは将来への文化的生活を営む上からしてまことに喜ばしい限りでございます。しかしこの水を使用するには利用者の皆さんに若干の負担が伴います。その負担として先づ考えられますことは各部落内への本管施設のための工事費又は各家庭への引込み工事費等の負担であります。
又毎月の水道使用料金の支出等であります。
ではこの水を使用するにはどの位の最低水量を基準として毎月の水道料金がどの位の額になるのか、又超過料金はどうなるか使用者として早く知りたいことだと思いますが、今のところその基礎資料を各区長さんを通して整いつゝありますので、この事業が着手されるまでには概算見当がつくことと思います。その為次に掲げました他の市町村の料金等も参考に致しまして決めたいと考えています。村当局に致しましては、できるだけ全村民がこの水を使用していただきたいために近く各部落毎に説明会を開催し細部に亘ってのご説明を申し上げ皆様方のご意見等も拝聴致したいと思っていますが要は利用者の多少によってその料金が決ることになります。ですから、水道が施設されましたその時は全村民がなるべく使用していただくよう、切にお願いを申し上げ切角の文化的恩恵に浴することができますようお奨めするものでございます。