我々は常に平等の生活をしたいものであります。而し健康体と病弱者があり、能力差もあり、社会のあらゆる状態により日常生活にアンバランスが出来て生活困窮者が現われて来るのであります。今年も相変らず師定の風は彼等に吹きまくっていますが暗い歳末にならないように村社会福祉協議会では困窮者の方々が暖かい気持ちで明るい楽しい正月が迎えられるように食糧物資の配給を1月18日に実施致しました。生活困窮者145世帯646人に村で購入した米、そば、醤油が配られています、其の他与那原町の古波蔵商店からそば四箱、山宮醤油から醤油四合びん百本、南部地区社会福祉協議会から現金30ドルとそば四箱が贈られています。この品物も生活困窮者に配られています。
このようにしてこれからの社会作りは、我々の体力ある者は、体力を貸し、知恵のある者はその能力を提供し、物のある者は物品を出し合い明るい村、楽しい社会を健設したいものであります。この助け合い運動は毎年行なわれていますので村民のなお一層の御協力をお願い致します。