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第110回佐敷村定例議会議案説明書(1965、12、24)

本日ここに第百十回定例議会を招集致しましたところ全員ご出席を得まして今議会が成立致しました事を感謝申し上げます。
今議会は議案第四十七号1966年度才入才出追加更正予算案議案第四十八号村道編入認定について都合ニ議案を提出致しましたので、その提案理由をご説明申し上げることに致します。
先ず最初に1966年度予算の追加更正予算案からご説明申し上げます。既決予102,067ドルに対し今回提案致しました追加予算額は16,197ドルでありまして予算総額は合計118,264ドルになる訳であります。細部については後で予算案審議の際に詳しく申し上げることに致しまして只今は追加額の大きい主要部分についてあらまし説明申し上げることに致します。
第二款役所費に2,217ドル計上してありますが、これは二款一項四目需要費で前村長当真嗣善氏の四年にわたる村政執行のご苦労を村民としで感謝申し上げ遅まきながら送別会を催し感謝状並にささやかながら記念品を贈呈したいと思いますのでその経費と当初予算に見込れてなかった備品が購入されて居りますのでその分を合せて234ドル二款三項一目の維持修繕費に村内電話の電柱代並に電線及び工事費として410ドル二款四項二目の退職給与金に前村長当真嗣善氏外三人の退職金として1,573ドルを見積ってあります。
次に第四款土木費に4,733ドル計上してございますがこれは四款四項一目の道路工事費に弁務官資金による手登根区内道路工事請負金4,315ドル四款五項一目の負担金に該道路工事補助金418ドルの合計額であります。
 次に五款の社会及び労働施設費に229ドルを計ルを計上してありますがこれは五款五項三目の災害救助費に去る65年6月6日の豪雨の際、伊原、手登根に地すべりが起って農作物の被害に肥料代薬品代等に見合う見舞金が出されましたが同じく兼久、佐敷、屋比久、にも同じ被害があったとの報告で以上三ケ部落の見舞金が未処理でありますのでこれを処理するために156ドルと五款七項一目の負担金に73ドルを見込んだ訳であります。
次に七款産業経済費に850ドル計上してありますが、七款三項五目の水産業奨励費及九目園芸奨励費に締て150ドル又六項一目の農道工事費として7880ドルを見込んだのであります。
 次に十一款諸支出金に934ドルを計上してありますがこれは十一款二項一目の過年度支出で小谷道路工事補助金として395ドル三項一目の負担金、同五項一目の寄附金に570ドルを見積ってございます。
以上概略のご説明を申し上げましたが慎重にご審議くださいますようお願い致します。
 次に議案第四十八号村道編入認定については字新里字兼久字佐敷の三部落からの陳情がありましたこの件につきましては担当課長から位置、全長、巾員面積道路の現況等について説明させることに致します。どうか慎重にご審議くださいまして可決してくださいますようお願い申し上げて議案の説明を終ります。

1965年12月24日

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大分類 テキスト
資料コード 008435
内容コード G000000417-0002
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第6号(1966年3月)
ページ 1
年代区分 1960年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1966/03/15
公開日