なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

クイ打ちは8月中に 土地調査40%おわる

日本政府の援助で多額の費用がゝけられて去る7月1日から土地調査がはじまり、わが佐敷対では、沖縄都市建設株式会社の手によって土地調査がずっとつゞけられている。この土地調査でもっとも問題になるのは土地の境界のクイ打ちで、これがまだまだ順調に実施されていないところがあって、調査担当者では調査の進行で困っているという。調査員の話によると、8月12日現在、佐敷村の全域の40パーセントの調査でおわり、その中の95%は測量がすんでいるという。
この40パーセント分は平坦地で今、原野、山林の傾斜地の調査に入っているがこの杭打ちがすんでないところがあって調査が難航している。担当会社ではどうしてもこの杭打ちは8月31日までにすんでもらわないと、境界未定またはクイ打を否定したものとして処理することにしている。現在、測量会社では35名の職員が調査に当っているが佐敷村で土地調査が全部完了するのは11月10日になるという。この調査が一応おわると測量された図面で各字において、仮閲覧がおこなわれる。その後、本土の専門機関に送られ、正確な地積が算出された後、政府の臨時土地調査部で、地籍台帖が作成され、村へ送られてきて、それから40日間にわたって村の方で本閲覧がおこなわれる運びになると話している。

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大分類 テキスト
資料コード 008435
内容コード G000000416-0009
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第5号(1965年8月)
ページ 3
年代区分 1960年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1965/08/15
公開日