なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

門松をやめて 山の資源を育てましょう

森林資源を保護育成し、生産性の向上を図ると共に、国土の保全と郷土の経済発展に寄与することを目的として、1964年12月25日から、1965年月2日までの間、社会法人琉球林業協会の主唱で門松自粛運動が展開されております。
 戦争による甚大な被害と戦後の乱伐により、琉球の林野は荒廃の極に達し、他産業の急速な復興にひきかえ、林野の復興は遅々として進まないばかりか、戦後の復興資材の需要増大に伴い、益々乱伐を助長し植伐の均衝を失い、荒廃を度を加えたのでありますが、第一次全琉緑化推進運動が一大国民運動として、強力に展開されて以来、住民の植樹に対する関心が深まり住民の生活が、落ちつくにつれて愛林の思想がたかまりつつあることは、まことに喜ばしいことであります。近年パルプ産業の発展に伴い原木材の需要がたかまり森林資源は世界的に不足を来たしつつあります。
 かかる状態において我郷土樹種の代表である琉球松が特に優秀なパルプ材として本土パルプ業界に於いで注目されているところに鑑み、政府においては琉球松の拡大造林を政策的に大きく取り上げこれが推進に努力をそそいでおります。
 しかしながら莫大な費用と、たゆまざる努力によってすくすくと生育しつつある幼令林が心ない人たちによって伐採され、何の意味もない門松として毎年何十万本の若松が無駄にされていることは全く忍びないことであります。琉球松の生産増強により農山村民の所得を向上させ琉球の経済に大きく寄与するために積極的に拡大造林を推進すると同時に、これが保護育成に努力しなければなりませんが、そのためには全住民の御理解と自発的御協力を得なければなりません、その意味において何卒本運動の趣旨に御理解下さいまして村民皆様の絶大なる御協力を御願いする次第であります。

「みどりの森で、
  ゆたかな郷土
荒れた郷土に
  緑の晴着」
みどり音頭
みどり行進曲 兼次美和子作詞

一、みんなで植えよ
  この丘に
  みどりの森をつくるのだ
  小川の岸へつづくのだ
  春は小鳥もとんでくる
  ホラ苗木が芽をふいた
  芽をふいた
ニ、みんなで植えよ
  この道に
  みどりの並木つくるのだ
  村から町へつなぐのだ
  夏はいこいの風も吹く
ホラ若木が伸びました
  伸びました

三、みんなで植えよ
  あの山に
  みどりの林つくるのだ
  島はゆたかに青々と
  木々のこずえも
  日に映えて
  ホラこだまがかえりくる 
  かえりくる

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大分類 テキスト
資料コード 008435
内容コード G000000415-0013
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき第4号(1965年2月)
ページ 3
年代区分 1960年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1965/02/01
公開日