那覇市崇元寺町の株式会社マルヰプロパンガス沖縄工場(代表者大浦太郎氏)が仲伊保海岸近くの個人所有地を賃借して、琉球石油株式会社(社長稲嶺一郎氏)が仲併保海岸木麻黄林裏の村有地を借り受け、両社が目下それぞれプロパンガスの補給基地を建設工事中であるがマルヰブロパソガス沖縄工場大浦太郎氏の事業計画によると、これはプロパンガスのコストダウンと補給安定をはかるため二百トンタンカーで日本本土から輪送し、基地の二百トンタンクに貯蔵、各代理店へ補給販売する計画で、プロパンガスは液状にすると、小さな容器に大量のプロパンガスが入れられ、運搬、貯蔵、消費の全般にわたり、経済性が高い、従来の五百キロや五十キロの高圧容器での、本土、沖縄間の海上輪送形態を根本的に改善して、二百トンタンカーで一挙に輸送し二百トン基地タンクで、直接貯蔵が可能で輸送など諸経費を大幅に節約でき、また天侯障害の補給不安も解消されるとのことである。
この施設配置は、二十トンタンクを十基設置して合計二百トンの貯蔵能力を保有させる計画のようである。