第1回指導委員として、半年の間、佐敷小学校に勤務していた吉金四郎先生(当時は高智先生)=愛媛県伊予市立北山崎小学校校長=がことしの冬に奥さん同伴で沖縄に来島する。
吉金先生は、佐敷で教鞭をとった思い出がいつまでも脳裏をはなれず、かねてから「ぜひもういちど佐敷の山々をかけめぐり、また当時に知り合った多くの友人たちと心行くまで話し合いたい。」と学校関係者にもらしていた。この話を具体的にまとめてきたのは、さる8月に愛媛県松山市を訪れた宮城鷹夫氏(佐敷村学対協会長)で、吉金先生の滞在日程は約2週間。
佐敷村を中心に、沖縄各地を夫妻でまわる予定だが「できれば当時の教え子や父兄、また小中学校の子どもたちとも会って、いろいろお話ししたい」とのこと。
佐敷小、中両校では、近く関係者を集めて、その受け入れ準備をすることになっている。
吉金先生の話
佐敷の人たちと会うたびごとに、当時の楽しかったこと、苦労したことまたうれしかったことなどがすぐ頭にうかんでくる。あのころに作った「師弟像」や、「動物の像」などもまだ残って、子供たちのいい遊び道具につかわれているときいて今にもとんでいきたいほどなつかしい。馬天の海、小谷、新里の坂、兼久、佐敷のホコリっぽい道路と木麻黄並木、手登根のキビ畑、伊原、屋比久の小さいお店、外間、冨祖崎、仲伊保と、すべて思い出のタネである。佐敷村の人々に会える日が一日も早いことを願っている。よろしくお願いします。