太田新吉さんが耕作している畑から堀り出されたでっかいサツマイモ。一蔓に九個の塊茎が付き重さが八キロの変りだねのイモで、普通サツマイモは肥培管理がよくても一蔓に二〜三個の塊茎が付くもののこれは例外、当の太田さんもびっくり。
これは一昨年四月に部落内の篤農家から数株、種物としてゆずりうけ植付したもので品種は「シュリクラガー」と言われるもので、これまで沖縄では栽培されたことがなく近年本土より新品種として導入されたものである。
形状は白色でおうとつが多く中身は紫色で甘味があり、また病虫害にも強く、●くと中味がふくれあがり、ものすごくおいしいイモだという。
このデッカイイモを作る秘けつについて太田さんは「休耕地をつくり肥料として金肥と堆肥を十分に使いこなし、雑草の駆除をするとともに適度の灌水をすることだ」と話しておりました。
また、「これからこの貴重な品種を普及させ、できたら重要な炭水化物の供給源として商品価値のあるものにしたい」とサツマイモ作りに大きな意欲をもやしておりました。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008540 |
内容コード | G000001352-0015 |
資料群 | 旧知念村広報 |
資料グループ | 広報ちねん 第19号(1982年3月) |
ページ | 10 |
年代区分 | 1980年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 知念 |
発行年月日 | 1982/03/31 |
公開日 | ー |