世間にはいろいろな動きがあるわけですが、私はその中で福祉というものについて考えて見ることにした。
ある人から聞いた話ですが、「昔は建常者と障害者との中には差別される」と言う事が多く見受けられたそうです。例えば“子供が障害者であったため、その親は世間に自分の子供が障害者であることを知られないように、家から出さないようにした”ということもあったそうです。
また、学問をしたいと思っても勉学の機会が与えられることがなく家の中だけでの生活を送ったそうです。
だけど、今の福祉社会は、とてもその人から見れば幸わせだと言っていた。
しかしこれは、差別時代から平等な時代に変ってきたからその言葉が出たと思います。平等に変ってきたとはいえ、問題はまだまだたくさんあるのではないでしょうか。
福祉年金を与えれば幸福になるでしょうか。私が思うには、たしかに年金は私達障害者には生活するための資金のひとつになっていると思います。例えば昔は“差別の時代”今は“年金の時代”なのでしょうか。
私がそう言うと福祉事業をなされている人達にたいへん申し訳ありません。
今や福祉ということに対し社会の人達にも理解心が深まってうれしく思っております。
そして私達障害者と一帯となって福祉の輪がつくられていくものと思います。
しかし、世間にはいろいろ複雑なことや難しいことが少なくありません。
私はそのために自ら行動し、福祉事業に役立つため努力して行きたいと思います。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008540 |
内容コード | G000001352-0010 |
資料群 | 旧知念村広報 |
資料グループ | 広報ちねん 第19号(1982年3月) |
ページ | 7 |
年代区分 | 1980年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 知念 |
発行年月日 | 1982/03/31 |
公開日 | ー |