四月は、フレッシュマンの季節。初めての給料を手にする新入社員のみなさんは期待でいっぱいでしょう。
ところで、月々もらう給料のうち所得税はどのように計算されているのか、新入社員でなくてもご存じない方が案外に多いようです。そこで、サラリーマンの給料にかかる税金とその控除について見てみましよう。
サラリーマンにもある必要経費(給与所得控除)
所得税額の計算方法は次のとおりです。課税所得額(年間収入-給与所得控除-所得控除-所得税率(課税所得額によって変わります)=所得税額
しかし、サラリーマンの場合所得税は月々もらう給料から天引き徴収され所得税は、給与所得控除や配偶者控除、扶養控除、基礎控除などを織り込んで作られている「源泉徴収税額表」によって計算されます。しかし、この表が簡略化されていることや、年の途中で扶養親族の数が変わったりすることなどから、源泉徴収された所得税の合計額は一年間の正しい税額と必ずしも一致しません。そこで十二月の給料を受け取る時に、一年間の所得税の過不足を精算するわけですが、これを年末調整と言います。
以上、簡単にサラリーマンの所得税について、その計算方法を見てきましたが、一方で、給与所得控除や各種の所得控除があるのがお分かりいただけたと思います。これらの控除について、もう少し詳しく見てみましょう。
<給与所得控除>
この控除はサラリーマンの必要経費などに相当するもので、給与の額に応じて一定の金額が控除されます。計算方法は左表のとおりです。
<所得控除>
この控除は、所得者個人の状況、例えば扶養している親族数や、損害保険に支払った金額などに応じて所得金額から控除されるものです。所得控除の主なものは、次のとおりです。
所得控除にはこのほか、老年者控除や障害者控除などがあります。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008540 |
内容コード | G000001352-0008 |
資料群 | 旧知念村広報 |
資料グループ | 広報ちねん 第19号(1982年3月) |
ページ | 7 |
年代区分 | 1980年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 知念 |
発行年月日 | 1982/03/31 |
公開日 | ー |