子供は本来、好奇心が強いうえに寂しがりやですから、そばで顔見知りの人が話していれば、近寄ってきて話に加わろうとするものです。
そんな時「お前には関係のない話だよ」とか、「向こうで遊んでいなさい」などと言ってしまうことがあります。もちろん、子供には聞かせたくないこと、子供の知らない方がいい話題の場合もあります。
しかし、理由も言わずに場を外させることは、仲間はずれにされたという思いを抱かせることにもなりかねません。訳を話して、きちんと納得させるようにしましよう。
また、子供同士の会話の場合、相手と二人きりだと普通に話ができるのに、多人数の会話では無口になってしまう子供がいます。直接自分に問いかけられないと会話に参加できない、会話の雰囲気に溶け込めない子供です。これとは逆に、だれかが話をしているのを聞くと、話の途中からでも、かまわず自分の方からしゃべり出す子供もいます。
このような積極性、進んで話の輪に加わろうとする態度自体はよいのですが、そんな場合にもマナーがあります。関心のある話題だからといっていぎなり会話に割り込んだり、自分の事ばかり話すのでは仲間から孤立してしまいます。
子供が言葉を覚えたり、言葉のやりとりを知るのは、まず「母と子の会話」に始まるといえます。少しでも多く子供と言葉を交わし会話の雰囲気になじませましょう。また同時に、進んで会話に参加できるよう勇気づけたり、他人と話すときのマナーについても教えてやりましょう。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008540 |
内容コード | G000001352-0004 |
資料群 | 旧知念村広報 |
資料グループ | 広報ちねん 第19号(1982年3月) |
ページ | 5 |
年代区分 | 1980年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 知念 |
発行年月日 | 1982/03/31 |
公開日 | ー |