一月十五日は成人の日、国民の祝日に関する法律第二条「おとなになったことを自覚し、自から生き抜こうとする青年を祝いはげます。」趣旨により、青年たちが国家社会の形成者となる自覚を持つように村民ぐるみで祝福しようと村主催による成人式が午後二時より役場ホールで盛大に催されました。
会場には振り袖姿と背広姿の青年男女と役場職はじめ、各字区長、村議会議員ら、来賓多数の方々が出席されました。式典はまず、「若者たち斉唱」で始まり、大人の仲間入りをした若者達へ、主催者を代表して伊集村長は「本日、ここにめでたく成人の日をお迎えになったみなさんに心からお祝のことばを申し上げます。みなさんは、過去二十年間に亘る幼少時代を、ご両親をはじめ周囲の方々の暖い愛情と庇護のもとに、学業にまた心身の鍛錬に精進を重ねてこられたのでありますが、今日からはいわゆる法律上の成人として、数多くの権利が与えられるようになりました。まことに意義深いものがあります。成人ということはうらがえしていえば、社会人としての重い責任と義務を、それぞれの双肩に負うことであります。めまぐるしく変化する世情の中にみなさんは二〇年代の夜明けを迎えたわけであります。真に次代を担う青年として、若者らしいエネルギッシュな実行力を持ちまして、この地域社会の、ひいては日本の発展のために尽力していただきたい。」と祝福し、激励しました。
続いて、村教育委員長あいさつ、乾杯の音頭、来賓祝辞があり、伊集村長から「記念アルバム」が記念として贈られました。
最後に、成人者を代表して仲里武恩君と古謝直美さんの二人が「諸先輩たちに祝福されて身が引きしまる思いです。これから大人の一員として、恥ずかしくないよう義務と責任をよくわきまえ、頑張ります」と、力強く謝辞を述べました。
式典に続いて、成人者を祝福する余興が行なわれ、青年会婦人会、役場職員、老人会による歌や踊りが披露されました。
そのあと記念撮影と村青年会(仲里隆会長)主催による「ご成人おめでとうダンスパーティー」が村役場横の児童屋内体育施設で催され、若人の門出にふさわしくおそくまでにぎわいました。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008540 |
内容コード | G000001352-0001 |
資料群 | 旧知念村広報 |
資料グループ | 広報ちねん 第19号(1982年3月) |
ページ | 2-3 |
年代区分 | 1980年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 知念 |
発行年月日 | 1982/03/31 |
公開日 | ー |