豊かな住みよい村つくりのために
知念村長伊集盛郎村民の皆様、明けましておめでとうございます。先ずもって、新しい年が村民各位にとりまして最良の年でありますよう心からお祈り申し上げます。
旧年中は村発展のため、村民各位の絶大なるご協力とご指導を賜わり衷心より厚く感謝を申し上げます。旧年中は国の内外におきましても激動の年で多事多難な年だと言われてきましたが、本村におきましては村民各位の惜しみないご協力とご理解により各種施策が実施され、それぞれに立派な成果をおさめることができました。
今年の幕開けは、わが国の行財政改革のあおりで我慢の年となり厳しい財政となりますが、このような中で村政の今後の歩みも一段と厳しさが予想されます。
「光陰矢の如し」「才月人を待たず」と言われておりますように年月のたつのは早いもので私が村長に就任して最早や十六年目を迎えることになり最後のご奉公の年となりました。
私は、村長に就任して以来今日まで村民の付託にこたえ、村民の豊かな暮らしの実現をめざして頑張ってまいりましたが、特に今年は最後のご奉公の年でありますので、どのような厳しい財政状況の中であろうとも豊かな住みよい知念村づくりのために各種施策を積極的に推進していく所存であります。
どうか村民皆様が旧年に倍し村政発展のため、より一層のご協力とご指導を賜わりますようお願い申し上げると共に、新春を迎えられた皆様のご健康とご多幸を祈念し新春のご挨拶といたします。

謹んで新年のお祝詞を申し上げます　今年もどうぞよろしくお願い致します　昭和五七年元旦
助役 仲村徳広、収入役 山城興信、議会事務局長 国頭正雄、福祉課長 具志堅栄助、企画課長 山内昌林、税務課長 新垣伊善、教育総務課長 永吉盛康、産業課長 宮城宏明、建設課長 大城盛吉、総務課長 外間勲

新年を迎えて 知念村議会議長 屋比久末晴
村民の皆様明けましておめでとうございます。皆様もお元気で輝かしい新年お迎えのことと心からお喜び申し上げます。
去年は皆様の心温まるご理解とご協力により無事に責務を果させていただき心から感謝しお礼申し上げます。
今年も社会をとりまく諸情勢は厳しいと予想しますが私達議会人は常に関係機関と相まって時代に即応した計画的総合的な行政を通じ村民が更に豊かな活力ある住みよい村作りを目指し精魂を傾け村発展のために決意を新にし尽力する所存でありますので村民各位の旧倍のご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸を祈念して年頭のごあいさつといたします。

新年のごあいさつ　教育委員会教育長 神谷善英
昭和五十七年の年頭にあたり謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
旧年中は、教育行政を進める上で村民各位の御指導と御助言を賜りスムーズに事業計画がなされ誠にありがたく心から御礼申し上げます。
教育委員会に対し、村民を始め、村当局、議会、各種団体が関心を持たれ、あらゆる事業が行なわれています。まず、建築関係に於いては、知念小学校の校舎、水泳プールが建築中で今年三月に完成します。
知念中学校のテニスコートも立派に整備されました。
これで各学校の校舎等が本土なみに整備され、あとは児童生徒の学力を伸ばす事が重要な課題だと思います。
知念小学校では、第十八回南部地区読書感想文、感想画のコンクールで優秀な成績を修め、県緑化コンクールにおいても入賞しました。
知念地区小体連陸上競技選手権大会で一種目に新記録、三種目に一位、その他二位、三位と立派な成果を修めています。
知念中学校では、第四回島尻郡駅伝大会で優勝し、中央大会に郡代表として派遺され立派な成績を修めています。
久高小中学校においては、施設整備も充実し、先生方や児童生徒、区民が相協力し教育の発展のため励んでいるところであります。
社会教育の場では、公民館活動の一環として各種学級が開設され活発に実施されており、図書館も完成し多くの図書が購入され村民の皆様のご利用をお待ちしております。
文化財の堀りおこしについても村民まつりで棒スーマチ、ウスデーク、組踊等の芸能が発表され村民が文化財に対する関心が高まったのではないかと思います。
村行政も人間性豊かな明るい村づくりを目ざし大きく躍進しようとしています。その中で教育委員会も学校教育、社会教育、青少年の健全育成に努力し、村の発展のため頑張る所存でございます。
最後に戌年に当り、ワンワン吠えるだけでなく、吠えたらそれを実行し、健康で明るい生活を送れる良いお年でありますよう心からお祈り申し上げ、ごあいさつと致します。

謹んで新春のお慶びを申し上げます　昭和五七年元旦
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輝かしい戌年を迎えて　知念村農業協同組合　組合長理事　島袋朝栄
謹んで新春のお慶びを申し上げます。一九八二年の輝しい戌年を迎えるにあたり御挨拶を申し上げます。旧年中は農協の業務運営に格別の御高配を賜り厚くお礼申し上げます。
昨年一年をふり返って見ますと先ず、国内経済は政府の景気浮揚策として公定歩合の引き下げ等又、県内経済も公共工事、観光収入、個人消費がとられたが物価高、個人消費の不振等により景気は低調に推移した。
このような状況の中で当農協では年度当初組合員に約束しました通り過去の厳しい実績をふまえ不振回復に全役職員が取組んできたお陰で組合員並びに全村民のご理解とご協力により伸びなやんでいた貯金も除々に伸びて来ております。
農業生産においては、今年も台風被害等によりサトウキビ、サヤインゲン等減収が予想され農家や農協にとっても巌しい状況にあります。
去った十月、米国での地中海ミバエによるオレンジ問題で、本村から本土へ出荷しているサヤインゲンくん蒸刈理薬による発ガン性が新聞に大きく報道され農家の皆さんに大変ご心配をかけましたが、これも関係機関の努力で解決され平常通り本土出荷か出来るようになりました。
今後とも農家の皆さんが生産拡大に努力されることをお願い申し上げます。今年は復帰十年の節目の年であり私達役職も年明けを契機に心を新たにし、農協の発展をめざして事業推進に取り組んでいく所存であります。
組合員の皆様も自分の農協であることを認識し今後とも旧に倍してのご利用をお願い申し上げると共に地域農協の立場から知念村の豊かな村づくりに貢献出来る農協を育てるために村民のご理解と尚一層のご指導ご協力を申し上げます。
終りに村民皆様のご健康とご多幸を祈念申し上げ年頭のごあいさつと致します。

年頭のあいさつ　知念村漁業協同組合　組合長理事　照喜名朝進
村民の皆様明けましておめでとうございます。輝かしい昭和五十七年の幕開けを迎えるにあたり年頭のご挨拶を申し上げます。旧年中は一方ならぬお世話をいただき心から感謝申し上げると共に、本年度も旧に倍してご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。さて、私達知念村漁業協同組合も設立以来満十年になりました。申すまでもなく、協同組合の設立の目的は組合員が力を合わせて生活向上を図り併せて地域社会に貢献することにあります。そのために組合活動がスムーズに実施できるよう種々の施設整備をしなければなりません。まず漁業基盤の整備が必要です。第一に漁港の整備、第二に漁港を中心とする機能整備、第三に組合事業を進めるための陸上施設の整備、第四に漁業者の技術取得等多くの課題がありますが、村局はもちろん村位のご指導ご援助のもとに組合員の一致協力によって殆んどの施設が完成する運びとなりました。漁港、セリ市場関連道路、製氷冷蔵施設、冷蔵車、加工場、漁民研修センター活魚センター、給油タンク及びクルマエビ養殖場等組合事業で今後重要な役割を果たす施設は本年度でほぼ完備される運びとなっております。これから私達はこれらの施設を充分活用し、組合員の生産増大を図り生活の向上に努め、地域の発展のため全力を傾注する所存でございます。今後の漁業は採る漁業から作る漁業へと変っていきます。私達も恵まれた自然の漁場を活用し、これらの漁業に取り組まねばなりません。ちなみにクルマエビの養殖をはじめとし、モズク、ウニ等の浅海増養殖事業と、中城湾内における魚類の放流事業等を実施することが考えられています。そのためには、村当局並びに村民各位のご協力がぜひ必要であることは申しあげるまでもありません。これまでのご厚情に深く感謝申し上げると共に今後とも、ご引立の程、組合員に代わり心からお願い申し上げる次第でございます。おわりに村民にとって昭和五十七年は輝しい発展の年、最大の幸福の年でありますことを祈念し年頭のごあいさつと致します。

知念村商工会　会長　永吉盛重
明けましておめでとうご座居います。旧年中は会各位の格別の御引き立てを賜り、商工会事業等がスムーズに運営出来ました事に対し衷心より厚く御礼申し上げます。
巌しい世界経済情勢、国内にあっては自動車産業等による貿易摩擦、これらの状況の中で県経済も必ず満足の年ではありませんでした。新年に当り本会は役職ならびに会が一丸となり、村及び村商工業者の資向上発展の為、事業計画を強力に推進し八〇年代は、地方の時代と言われる中で、商工会は自らの地域経済振興に果す役割を今一度認識し、村商工業者への「融資、経営、税務、記帳、金融、その他」斡旋、指導、相談を通じ経営改善普及事業、又社会一般の福祉の増進に取り組んで参いりたいと思います。
最後に、村民ならびに会員皆さんの御健康と一層の御繁栄を祈念し、今後共御指導御鞭撻の程よろしくお願い申し上げまして、年頭の挨拶と致します。