九十歳以上が二十七人
昭和五十六年度村敬老会が九 月十日午後三時から村役場ホールで開かれました。
この日役場ホールに村内の最高令者仲里マカさん(百歳・明治十五年二月八日生)も元気な姿を見せ、参加されました。
仲村助役が開会のことばを述ベ、そのあと伊集村長から、今年七十五歳を迎えられた太田新吉さんにお年寄りを代表して敬老年金が手渡されました。
あいさつに立った伊集村長は「皆様は長い歴史の移りゆく中での人生を歩んでこられ、こ の長い人生の途中には、経済的 恐慌、戦争、そして敗戦又三十年近いアメリカの統治下における世代から日本復帰と幾多の社会変動があったのであります。しかしながら皆さんは、 このようなきびしい時代の中で喜びも悲しみもかみしめ、ひたすら家族のため、社会のため、 ひいては国家のために、有形、無形の重荷を負いて歩んでこられたのであります。わが村、わが郷土が多くの問題をかかえながらも今日のようなすばらしい発展を遂げてきたのも、皆様方が長い年月にわたって、かげひなたなく暖かく社会のために最善を尽されてこられたからであります。多年にわたるお年寄の方々が、村、郷土社会に尽してこられた功積に感謝し、 いつまでも健康でわが村を末長くお導きください。」とのべられました。
そのあと、県議会議員伊集盛元氏の来賓祝辞、村議会議長屋比久末晴氏の乾杯の音頭があり 敬老者を代表して太田新吉さんは、「私たち老人は、今後ともいっそう自愛、自重いたしまして、少しでも社会に貢献していきたい」とお礼のことばを述べました。
続いて村老人クラブ会長大城盛清氏の万才三唱、山城収入役の閉会のことばで会を閉じ続いて多催な余興が次々と被露されおじいさん、おばあさん方は、楽しい敬老の日を過しました。
長寿おめでとう
百歳:仲里マカ
カジマヤー:東恩納ウシ
トーカチ:高良亀、仲村亀二、嘉数カマ、仲里マカト、比嘉勇政、屋比久松、屋比久カマ、大城ナへ、山内ツル、照喜名名貞、儀間朝盛、儀間カメ、運天先治
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008537 |
内容コード | G000001349-0002 |
資料群 | 旧知念村広報 |
資料グループ | 広報ちねん 第16号(1981年10月) |
ページ | 4 |
年代区分 | 1980年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 知念 |
発行年月日 | 1981/10/20 |
公開日 | ー |