第八回知念村婦人の主張大会が七月四日、午後二時から村役場ホールで開かれました。大会には約百余名の婦人が集まり、熱心に主張者に耳をかた向けておりました。
壇上には、各字婦人会代表が立ち、それぞれのテーマについて聴衆に訴えました。審査の結果「地域の中で婦人が生きていくことは」と題して、社会教育活動に参加して地域の中で生きてきたことの体験を語り、地域の中で婦人が生きていく上で、社会教育活動がいかに大切であるかを感じ、多くの婦人が社会教育活動に積極的に参加するように主張した屋比久美智子さん(久手堅婦人会)、「ささやかな幸福を求めつつ」と題して、三人家族の中で生まれ育ち、花嫁の心得も得ることなく、十三人という大家族の家庭に不安をかかえ、嫁いでささやかな幸福を求め、生きてきた体験を語り、幸福とは、心のみたされた状況、希望がかなえられたとき、それが幸福であると主張した親川園子さん(知名婦人会)、「子供たちの全面発達をめざして」と題して、母親は、家庭での仕事に迫われながらも主婦としての任務と役割を果たし、社会的連帯と責任の上に立って、家庭や社会で子供の全面発達を保障するために努力することが、もっとも重要であると語り、障害児に対する差別、偏見は捨て、すべての人々と同じ権利、保障をさせるために、家庭や社会の理解と努力が必要であり、青少年の非行化の問題は、よそ事だから、他人事だからといって自分の家庭とは関係ないと、無視するのではなく、子をもつ母親の共通の理解と認識で解決しよう、と主張した我如古キク子さん(安座真婦人会)、「婦人会の役員を終えて」と題して六人の子供を持つ母親として店の仕事を兼ねて婦人会の役貝を家族、先輩、婦人会員の協カで無事おえた体験を語り、役員として務めを果たす上で、家族、先輩、会員のはげまし、協力が大切であると、主張した山城美佐子さん(久原婦人会)、の四名が入賞されました。
また、南部地区婦人の主張大会への本村代表としては「地域の中で婦人が生きていくことは」の屋比久美智子さんが選ばれました。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008536 |
内容コード | G000001348-0008 |
資料群 | 旧知念村広報 |
資料グループ | 広報ちねん 第15号(1981年5月) |
ページ | 7 |
年代区分 | 1980年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 知念 |
発行年月日 | 1981/08/24 |
公開日 | ー |