五月からほとんど雨がなく干ばつのため、村内に害虫のトノサマバッタ、セスジツチイナゴが多発のきざしを見せている。
この害虫は干ばつの時に決まって発生する習性をもっており六月中旬に、各地ともふ化して一、二週間の幼虫が雑草に多く生息しており、成長するに従い、サトウキビ畑へ移動して、サトウキビを喰いあらし、多大な被害を与える。
とくに、多発が予想されるマージ(赤土)地帯では大きな被害が心配されている。そこで、村役場産業課では農協、中部製糖、島中共済、各部落と共同でバッタ類の撲滅作戦を六月一七日午前十時より久原部落久志原をかわきりに三日間の日程で行いました。
役場産業課の説明によると、防除は草むらに群生する幼虫期に薬剤スミチオン五〇%乳剤の八百―千倍液、あるいはダイアジノン四〇%乳剤を千倍にうすめて、これを動力噴霧器などで十アール当り百―百八十リットルを碁準量に散布すると効果が大きいとのこと。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008536 |
内容コード | G000001348-0003 |
資料群 | 旧知念村広報 |
資料グループ | 広報ちねん 第15号(1981年5月) |
ページ | 2 |
年代区分 | 1980年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 知念 |
発行年月日 | 1981/08/24 |
公開日 | ー |