「ごほうびをあげるから…」と言って子供に用事を頼んだり、勉強をさせようとすることがあります。逆に「言うことをきかないと何も買ってあげませんよ」などとしかる場面も少なくありません。
親にしてみれば、子供を励まそうと、あるいは自分の言うことをきかせるため、お金や品物を賞罰に利用しているといえます。
ところが、こうした”習慣“が続くと、子供はお金や品物を目あてにお手伝いをしたり、勉強をするようになりがちです。
幼い子供には、良い事をしたとか約束をきちんと守ったという理由て、はうびを与ることも必要です。
子供が何かを成し遂げたとき、タイミングよくほめてやったり、ほうびを与えることは、次の行動への”刺激剤“として非常に効果があるものです。
しかし、「ほうびをやるから、これをしろ」などというやり方は好ましくありません。これが高じてくると、ほうび品が気に入らなかったり、もらえる約束がないと何もしないということになりかねないからです。
ほうびは、お手伝いや勉強など何かをさせる手段にするのではなく、困難に打ち勝ったときの記念、というような意味あいで、しかもなるべく品物で与えるようにしたいものです。
別に高価な品でなくても、親と子供の生涯の思い出となることができたら、最大の贈り物といえるでしょう。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008535 |
内容コード | G000001347-0005 |
資料群 | 旧知念村広報 |
資料グループ | 広報ちねん 第14号(1981年5月) |
ページ | 7 |
年代区分 | 1980年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 知念 |
発行年月日 | 1981/05/10 |
公開日 | ー |