なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

我が村の社会教育の現況

「社会教育」とは法律上次のように定義されています。「校教育法に基づき学校教育課程として行われる教育活動を除き、主として青少年及び成人に対して行われる組織的な教育活動をいう」とされています。その定義を基本理念に、激動する今日の社会状況の中で、特に高度経済成長の時代が過ぎ、文化の時代といわれる八〇年代、我が村においても、地域住民の学習要求に応えるベく、地域に根ざした、地域住民と共に歩む社会教育を柱に、これまでその充実を図かるために努力を重ねてきました。
しかしながら、その地域にマッチした、社会教育をいかに推進するかについては、大きく前進する反面、たやすくないというのが現況であり、又課題もいくつかあります。
これまでも、従来同様あるいは、それ以上に諸々の学習活動が盛んになるにつれ、地域住民 の学習意欲も増大し、団体活動もよくなりつつあります。
又、地域の文化財の保護育成の面に於いても、昨年度より保護審議会が発足し、地域文化財の調査活動も活発になっております。最近にいたっては、知識の源泉である村立図書館も完成し、開館を待つばかりであります。
このように、我が村に於いては生涯教育の諸条件整備が着々となされ、充実の一 途をたどっていますことは社会教育係として、深い喜びを感ずるものであります。
これからも、社会教育全般について、地域住民と共に歩む生涯教育の充実発展を図かるベく、努力をしていきたいと思います。

社会教育とは
学校以外の一般社会で行なわれる教育。青少年やおとなたちを対象とし、体育やレクレーションの活動をふくんでいます。昭和二四年に施行された社会教育法によって、地方公共団体の教育委員会に社会教育委員がおかれ、公民館を中心として実際の仕事を行なっています。公民館
地域の住民のために講座、講習会その他を開き、学術文化的な教養をあたえ、住民の幸福に役立たせるためにあります。社会教育委員本村では、仲里常延、屋我嗣幸、島袋朝徳、親川勢津子、宮城宏明の五委員が昭和五四年十月から活躍しています

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大分類 テキスト
資料コード 008534
内容コード G000001346-0006
資料群 旧知念村広報
資料グループ 広報ちねん 第13号(1981年3月)
ページ 7
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 知念
発行年月日 1981/02/25
公開日