雨の日も、風の日も、毎日体操を続けて二十余年、今でも元気いっぱいに畑仕事に精を出す 八五才のおじいさんがおられます。屋我嗣成さんがその話題の人です。
屋我さんが体操を始めたのは六〇歳を過ぎてからですが、おかげで今では病気一つせずかぜさえひいたことがないそうです。それに、体の柔軟性ときたら若者顔負けです。足腰の曲げ伸ばしも気軽で、腰を曲げて手を地面につけるのも軽くこなすのにはほんとに感心するばかりです。
朝五時に目がさめると、まず十五分間の体操を行ないます。それから、コップー杯の生水を飲みほし、上半身の冷水摩擦を行なうのが毎日の日課です。
毎日続けて体操をなさるのは大変ですねとたずねますと「今では生活の一部ですのでなんでもありません。体操とコップー杯の生水と冷水摩擦、それに畑仕事は、私にとって健康法と同時に生活そのものです。体か動くかぎり続けたいです。」とにこやかに語ります。
若い時分は苦労が多く、第一次、第二次と二度の世界大戦に従軍し、勲八等瑞宝賞も受勲さ れたそうです。「大戦のシベリアでの苦労に比べれば、今はほんとに良い世の中になりました。」 と語ります。屋我さんにとって今では、畑仕事に精出す毎日ですが一番の楽しみはテレビのプロレスを見ることだそうです。
また、屋我さんは、地域での活動も活発で、村老人クラブ初代副会長、知名老人クラブ会長 もなされました。今後も、ますます元気にがんばり続けてもらいたいと思います。
ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1s-Mq17PFkuGNhcATycode3-ZdSk5pIoN |
---|---|
大分類 | テキスト |
資料コード | 008534 |
内容コード | G000001346-0005 |
資料群 | 旧知念村広報 |
資料グループ | 広報ちねん 第13号(1981年3月) |
ページ | 6 |
年代区分 | 1980年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 知念 |
発行年月日 | 1981/02/25 |
公開日 | ー |