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親が変われば子も変わる 私たちの放送利用学級

親が変われば、子も変わる—。「私たちの放送利用学級」実践発表会が十二月十二日、午後二時から役場ホールにおいて行なわれました。これは、お母さん方が放送利用を通じて、子供について困っていることや知らないことを確めたり、勉強したりして、相互に話合うことによって、よりよき家庭教育のあり方を見い出そうと、昨年の八月から三一名の幼稚園を持つ母親を対象に研究学習を重ねてきたことの締めくくりとして行なわれたものです。
今回の発表会では、グループ討議、テレビ視聴、質凝応答と続き、最後に教育庁社会教育課の照屋善三先生の講評が行なわれました。
照屋先生は「子育てには気長な気持が必要です。一鳥一石にできるものではなく、ケースバ
ィケースでの気長なしつけが必要であります。」と述べ、学級生を対象にしたアンケート調査の結果をまじえて、放送利用による母親たちの子育てに対する意識の変化を高く評価しておりました。

アンケート調査にみる変化
①子どものしつけについては主に誰が!
学級生になる前
自分まかせ(母親) 七五%、夫婦相談して 二五%
学級生になって後
自分まかせ(母親) 三三%、夫婦相談して 六七%
②学習面について!
学級生になる前
うるさく注意する 三三%、時々注意する 三三%、その他 三四%
学級生になって
うるさく注意する 〇%、時々注意する 五〇%、その他 五〇%

また二年間放送利用学級に参加した母親たちは次のように述ベておりました。

学級長 宮城清子さん
“子供たちをより心の豊かな健全な育成をするには”の言葉にひかされて学級生になったが得るものが非常に大きかったです。「親が変われば子も変わる」の教えの言葉を思い起こし、これからも勉強していきたいと思います。

学級主事 伊集艶子さん
テレビ放送を利用しての子供のしつけや健康管理は、これからも家庭生活の中で生かされるでしょう。

学級生 宮城惟子さん
“子育ては、親自身が自分を大事にして、ゆとりの生活から成り立つ”と言う放送利用学級のゆとりの生活を思い出し、豊かな心を持つ子供に育てたいです。

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1-eCxZbg9951A6mJKApQ1lvzDWhI23YB1
大分類 テキスト
資料コード 008532
内容コード G000001344-0006
資料群 旧知念村広報
資料グループ 広報ちねん 第11号(1981年1月)
ページ 7
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 知念
発行年月日 1981/01/
公開日