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青年の連帯の輪を! 知念村青年幹部研修会

十一月八日、九日の両日、玉城少年自然の家において、初めての知念村青年連合会(宮城春明会長)主催の幹部研修が行なわれました。
これは、最近の社会の変化に伴い、青年の連帯感の低下がめだってきた現状を打開するため青年団活動における必要な知識技能を身につけ、地域青年会のリーダーとして会員の知識の向上に役立てようと行なわれたもので 各字青年会から二七名の青年男女が参加し開催されました。
研修初日には、「青年団活動をいかに高めるか」と題しての講演で島尻教育事務所の吉元清助先生は、青年団体活動の停滞の原因として、世の中の価値感の多様化と、働く場所と居住地の違いが大きいと述べておりました。また、今後のあり方として①各人が目標をもつ②リーダーを継続して務める③常時集まる場所(青年会事務所等)の確保を強調しておりました。
続いて、レクリエーションとしてフォークダンスが行なわれ、青年男女がはつらつと、手をとり合いながら、明るく踊ります。その表情は皆楽しそうです。青年にとって青春を秘めた、楽しいひとときでした。
研修二日目は、朝六時の起床に始まり、午前の部の研究討議に入りました。
そのテーマは「女子青年会活動のあり方」について行なわれ、活発な意見が交わされました。
その中で、村婦人会との交換や協力、女子会員のオルグ活動の実施、青年祭における女子発表会の機会を作る、などの問題提起がなされました。
午後の部では、青年会の組織強化と運営について、勝連小中学校教頭宮城英次先生の講議が行なわれ、青年の三大要素として、正義感、積極性、情熱を強調しておりました。
研修会に参加した知名青年会の仲宗根桂子さんは感想として「フォークダンスやいろいろなレクリエーションもあり楽しい研修でした。また、他村の女子青年の活動状況を聞き、自分も会活動をやらなくてはいけないと思いました。今後の青年会のあり方として、リーダー育成と、研修の必要性を感じました。ほんとに楽しくて充実した二日間でした。今後もこのような研修を続けて、もっと多くの青年が参加して欲しいと思います」と述べておりました。

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大分類 テキスト
資料コード 008532
内容コード G000001344-0005
資料群 旧知念村広報
資料グループ 広報ちねん 第11号(1981年1月)
ページ 6
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 知念
発行年月日 1981/01/
公開日