なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

自からのくらしをよくしよう 農村漁家の技術交換展示会 

村生活連絡研究会(連天ツル子会長)と村婦人会(親川勢津子会長)共催の「農村漁家の技術交換展示会」が十二月四日五日の両日、役場ホールにおいて開催されました。これは知念村の生活向上と農漁業生産の改良増進及び村文化の向上を図ろうと毎年行なわれているもので今年で三回目です。
催しには、日頃の生活の成果である農産物一三六点、食品加工二〇四点、手工芸品一二二点、 花卉園芸二二〇点などの作品展示の他、農家向けの“米料理”や“知念村の特産物(サヤインゲン、オクラ、モズク)料理”の試食コーナーも設けられ、多くの参加者で賑いました。また多くの婦人や村民にまじって、知念中学校の生徒達も団体で見学し、作品のすばらしさに関心 したり、料理を試食しながら、婦人たちの成果に、見入っておりました。
特に今回は、健康維持増進をはかり生産を高めようと、オクラ・サヤインゲン選別作業のた めの調整台の展示も行なわれ農家の注目を集めておりました。
従来の選別方法では、うずくまる姿勢で作業を行なうため、肩がこったり、胃が圧迫された り、膝に無理をきたすというようなことが多くみられ、この問題解決のために、南部農業改良普及所の島添芳子指導員が考案したものです。
この調整台を使用している嘉数松亀さんは「この調整台を使用すると選別作業が二倍もはかどります。それに腰が痛くなったりせず、楽にできるので非常によい調整台です。」と実際に選別を行ないながら説明しておりました。
出品物の審査の結果は次のとおりです。

最優秀賞
・加工品オクラの折ちゅう漬 屋我初子(知名)
・農産物サヤインゲン 幸地キク(具志堅)
・手工芸着物 志喜屋シゲ(志喜屋)

ダウンロード https://docs.google.com/uc?export=download&id=1_XGvvKLBPOM_1Ig2hgYZ3K6XV7n-oJ6V
大分類 テキスト
資料コード 008531
内容コード G000001343-0007
資料群 旧知念村広報
資料グループ 広報ちねん 第10号(1980年12月)
ページ 8
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 知念
発行年月日 1980/12/20
公開日