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羽ばたけ未来へ涙の大合唱 知念中学校卒業式

三月二十一日、私たち知念中学校では第三十二回卒業式が行われ、百二十六羽(男六十二人、女六十四人)の若鷹たちが飛び立っていきました。
卒業生にとっては、知念中学校との別れと共に大きな希望への旅立ちであります。また、私たち在校生にとっても、二年間共に生活してきた先輩方との別れは、とてもつらいことです。 しかし、私たち在校生にとっては、新たなる出発でもあります。

別れの詩 上原美千代
すがすがしい春風と共に今別れの時が来た
一人一人の心が見える
一人一人の思い出が見える
あしばやに過ぎた九カ年という月日の流れ
だれもが別れを惜しみ、別れに涙を流す
だれもが新しい一歩をふみ出す
そして、今ここに微笑む
今、百二十六羽の若鷹たちが大きな翼を広ろげ
集団生活をおえ群から離れ、一人の力で今までとはちがう世界へ
新たな希望を目ざし飛び立っていく。
そして、今 群から一人旅立つ若鷹よ さあ、飛び立て
卒業おめでとう
今日の日よ。別れの時
先輩方 ありがとう おめでとう
さようなら さようなら。

力強いテーマ詩(はばたけ) で卒業式が始まった三十二回目の卒業式、先輩方はどんな気持ちで、この学校を去っていくのでしょうか。
涙をいっぱいにし、思い出をつめて旅立っていきます。
卒業証書をもらい別れに涙を流す人、またこれからの出発を喜ぶ人、そんな中で卒業式も終わりに近づきました。
お母さん方は、我が子の成長を見て、どんな思いだったことでしょう。
今まで、二年間部活動で、先輩方にしごかれながらも、たのしかった日々、私たちは、先輩方との別れに涙を流し、なぜかポカッと穴があいたような感じでした。先輩方は、みんなからあたたかい拍手で送られ、これからは自分の希望に向かって、いっしんに旅立ってください。
私たち後輩は、先輩方のこれからの活躍を祈ります。いつまでも知念中学校を忘れずにいて下さい。卒業おめでとう。

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大分類 テキスト
資料コード 008529
内容コード G000001341-0003
資料群 旧知念村広報
資料グループ 広報ちねん 第6号(1980年4月)
ページ 6
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 知念
発行年月日 1980/04/01
公開日