さわやかな秋晴の続く十月。知念村老人クラブ(大城盛清会長)主催の老人スポ—ツ大会が 五日、知念小学校運動場で行なわれました。これは、会員の健康増進と親睦を目的に毎年行なわれているもので、今年で四回目です。
この日は、昨年とはうって変って、好天に恵まれ、老人クラブ会員を始め、子供さん、お孫さんと、家族ぐるみでかけつけ盛んに声援を送っていました。
競技は、「玉ころがし」「タイヤころがし」「ケツ圧測定」「パン食い競争」「恋人さがし」などで選手たちも大ハッスル。なかでも、「恋人さがし」は注目の的、男女に分れ互いに同じ番号の相手を見つけ、てれくさそうに、手を引き合い、肩を組み合い懸命にグランドをかけます。また、お孫さんたちの、おじいちゃん、おばあちゃん“がんばって”の声援に一段と熱がこもり、珍プレーも続出して会場の笑いを誘い、和気合い合いムードでした。
最後の種目の綱引きでは、老人クラブ会員の他観客も一諸になって引き合います。
東(アガリ)と西(イリ)に分かれて引き合う綱引きは、伝統的な競技です。
綱弓き前のデモンストレーション「ガーエー」では、西方は昔からの伝統的な「ガーイー」で盛り上げます。これに対し、東方は大鼓とドラで盛り上げ、勝負の熱を盛り上げました。
盛り上りが最高潮に達すると「ドーン」という雷管の音とともに引き合いが始まり、互いに力を尽してがんばります。
その結果は、一対一の引き分けでした。