健康で文化的な生活のために “進んで助け合う心で築くあすの国保”
わたしたちは、いつなんどき病気になり、けがをするかわかりません。病気やけがをしたときは、お医者さんの治療を受けます。治療を受ければ当然お金がかかります。
お医者さんに支払う医療費は、その三〇%を患者が負担し、おおよそ四五%を国が負担し、残り二五%は、みなさまがた被保険者に納めていただいている保険税でまかなう仕組です。
ところで、医療費は年々増加し、本年度では前年の二〇%の増が見込まれ、国保の財政は、 きわめて心配すべき状態であります。
本村といたしましても、被保険者に納めていただいている保険税の値上げ幅を少くするよう、一般会計から五〇〇万円を繰入するなど村民負担の軽減に努力しております。
国保の財政は、このように深刻な状態に立ちいたっていることをどうかご認識ください。
そして、すこしでもいいから医療費の節約にご協力くださるようお願い申し上げます。
医療費の節約を
保険税の値上がりをなくすために、みんなで医療費の節約を考えましょう。
①ムダ使いはないでしょうか。
三割を負担するだけでよいという気安さのために、なんでもないようなこと たとえば、疲れたからとか、ちょっとクシャミが出たからというようなことでお医者さんにかかっている面はないでしょうか。また反対にこじらせてしまい、長期の療養を必要としなければならないまで放置していたりしてはないでしょうか。それらはいずれも医療費のムダ使いに通じます。
②お医者さんに正しくかかりましょう。
診療の効果を大きくするのは、かかりつけのお医者さんをつくり、あっちへこっちへ浮気 をしないことです。浮気は、治療をふり出しにもどし、それだけよけいな医療費がかさむことになります。
③休日、深夜、時間外受診を避けましよう。
こういう時間に診療をうけると、次のような割増料金をとられ、医療費が多くなります。
・休日受診初診一、八〇〇円
・再診一、五〇〇円
・深夜受診三六〇〇円
・時間外受診初診六〇〇円 再診五〇〇円
医療費節約の上から、以上のような受診は避けたいものです。それらの医療費は保険税にハネ返えり、みなさんの負担増の要因ともなります。
ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1vGt91R4E1fEh8qXpDWeiIsV_uC39ijob |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008527 |
内容コード | G000001339-0008 |
資料群 | 旧知念村広報 |
資料グループ | 広報ちねん 第4号(1979年12月) |
ページ | 7 |
年代区分 | 1970年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 知念 |
発行年月日 | 1979/012/15 |
公開日 | ー |