なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

ちょっとひとこと

八月のスポーツというと、いまや国民の祭典ともいうべき甲子園の全国高校野球選手権大会がある。勝って泣き、負けて泣き、日本中が熱狂のるつぼと化すところのスポーツドラマが毎年展開される。
この高校野球のルーツを探ってみると、開幕は大正四年八月十八日である。
大阪市外豊中の草深いグラウンドで開かれたのが第一回大会であったという。
参加チームは、東北から九州まで十チーム。それも広島、岡山の山陽地方は「中学生の遠征試合は好ましくない」と、出場したがらないのを、拝み倒して狩り集めたそうである。
試合は雨にたたられ六日間かかり、京都二中が優勝したが、この間の観客は一万人弱であったという。
応援団もブラスバンドなど皆無であった。素朴な草創大会と比べるとまさに今昔の感がある。さて、どちらが健全な学生のスポーツか。

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大分類 テキスト
資料コード 008362
内容コード G000000339-0004
資料群 旧知念村広報
資料グループ 広報ちねん 第37号(1985年8月)
ページ 5
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 知念
発行年月日 1985/08/05
公開日