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国体シリーズ 柔剣道の歩み①柔剣道の概念

そもそも銃剣道の芽生えは日本古来の槍術の心技に由来来し、銃の変遷と渡来に伴って展開したもので初めは銃槍格斗と称せられ、次いで銃剣術と名付けられ、更に銃剣道と改められたものである。時代と共にその名称は変ったが、術を道に改めたのは昭和十六年、大日本銃剣道振興会設立のときであり、剣技を通じて体得する道として意義づけられたものの、時局の要請に伴って終戦に至るまでその技術は戦技の域を完全に脱するまでには至らなかった。
戦後、全日本銃剣道連盟が結成されるに及んで由来の純戦技的部分は悉く払拭され而も古来伝統の武道の真髄を継承しつつ、スポーツとしての効果をも加え、ここに新生スポーツ銃剣道の誕生をみたものである。
その目的とするところは、銃剣道の修業によって心身を鍛練淘治し、心技両面に亘る修業の効果により、社会人としての道徳性を高め、処世万般に必要とする礼儀、剛健、謙譲、克己等その他の精神要素を涵養すると共に強健な体駆を造りあげ、耐久性、決断等に資することを目指したものであります。

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大分類 テキスト
資料コード 008361
内容コード G000000338-0006
資料群 旧知念村広報
資料グループ 広報ちねん 第36号(1985年5月)
ページ 8
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 知念
発行年月日 1985/05/15
公開日