県内では初のバイオ的な工夫をこらした総合野菜生産団地の水耕栽培施設が字具志堅に完成、その初出荷が三月二十七日午前行われた。この水耕栽培施設は、具志堅内の四戸の農家が知念村水耕生産部会(吉田安盛会長)を組織し、国と県がそれぞれ四千二百四万三千円ずつ、村が二千百六十七万五千円を補助、四人が合同で二千四百二十三万六千円を出資。合わせて一億三千十九万一千円を投じて完成させたもの。総面積は七千二百平方メートル、一棟のハウス面積は四百五十平方メートルで、十六棟あり、四戸がそれぞれのハウスを所有、野菜を栽培している。
その日は、農家から四十人が出て収穫した新品種の葉野菜「グリーンレビュー」をビニール 袋詰にするなどして、約百六十キロを出荷。吉田会長は「野菜の種子まきから収穫までは二十三日と露地栽培より早く、又無農薬のため、他の野菜より高値で売れるのがメリットです。技術をマスターして、いろいろな野菜を植えたい。夏にはシュンギクに挑戦するつもりです。」と話していた。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008361 |
内容コード | G000000338-0004 |
資料群 | 旧知念村広報 |
資料グループ | 広報ちねん 第36号(1985年5月) |
ページ | 8 |
年代区分 | 1980年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 知念 |
発行年月日 | 1985/05/15 |
公開日 | ー |