四月―新学期です。
新入学(園)児をおもちのご家庭では、期待に胸をふくらませながら、何かと準備にお忙しいことでしょう。
入学準備のなかで、忘れてはならないのがお子さんに対する交通安全教育です。これまで比較的、家の近所で遊んでいた子供たちも、通学(園)するようになると、行動範囲がグンと広がります。行き帰りはもとより、新しい友達の家に遊びに行ったり……ここで気をつけなければならないのが交通事故です。
お子さんへの交通安全教育は、家庭での“しつけ”の一つとして、ぜひ実行してください。お子さんを交通事故から守るために。
これが子供だ! 大人とは違う行動パターン
子供は大人には考えられないような行動に出ることがよくあります。交通事故から子供の 生命を守るには、子供特有の行動パターンを理解することが大切です。一般的な子供の行動特性としては、次のようなことが挙げられます。
・一つのことに夢中になると周囲のことが目に入らなくなる
お母さんが道路の反対側にいるのを見つけたり、遊んでいたボールなどが車道にころがっていったりすると、車の通るのも忘れて走り出てしまうことがあります。
・手を挙けるとクルマは必ず止まってくれる―といったように物事を単純にしか理解できないところがある
車は急には止まれません。手を挙げて道路を渡るように教えると子供は「手を挙げれば車はすべて止まってくれる」と単純に思い込みがちになります。
子供が正しく坪解できるように、教えかたにも注意を払いましょう。
・「危ないよ」「注意してね」といった抽象的な言葉ではよく理解できない
“飛び出し”はなぜ危ないか、止まっている自動車の下や後ろで遊ぶのがどうして危険なのか、 言葉で注意するだけでなく、具体的に現場で教えましょう。
・その時々の気分によって行動が変わる
子供は、喜怒哀楽がそのまま行動に表れることが多く、そのため、身の周りのことに対する 注意力が散漫になることが多い。
・物陰で遊ぶ傾向がある
子供は、自動車のそばやダンボール箱の中に入って遊んだりすることが好きです。物陰など で遊ぶと、運転者などが気づかないことが多いのでたいへん危険です。
・一応の交通ルールは理解できても、応用動作ができないことが多い
いつもの通学路では信号をきちんと守り、横断歩道を正しく渡れても、別の道路では、それ ができないことが多い。
・よしあしにかかわらず、大人や年上の子のマネをする
大人が、黄信号なのに走って渡ったりすると、子供はマネをします。大人のルール違反は子 供の交通安全のしつけに良くない影響を与えます。
お母さん方へ
この「ぬりえ」を使って、道路の渡り方や信号の見方などをお子さんに教えてください。
・どうろは、ほどうをあるきましよう。
・どうろをわたるときは おうだんほどう(ほどうきょう)をわたりましよう。
・おうだんばしょでは、かならずいったんとまり、みぎひだりを よく みて わたりましょう。わたっている あいだも、くるまに きを つけましょう。
・しんごうがあおに なっても、みぎ ひだりをよく みて わたりましょう。
・ねる まえに あしたの もちものをじゅんび しましょう。
ダウンロード | https://docs.google.com/uc?export=download&id=1n8XtPTAM7Sk2vJoRRKkfMsSKjQxgnl3D |
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008361 |
内容コード | G000000338-0003 |
資料群 | 旧知念村広報 |
資料グループ | 広報ちねん 第36号(1985年5月) |
ページ | 6 |
年代区分 | 1980年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 知念 |
発行年月日 | 1985/05/15 |
公開日 | ー |