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親睦と福祉増進を願い 村身体障害者協会を結成

会員相互の親睦と福祉増進を図り、公共の福祉に寄与することを目的として、長年の念願であった知念村身体障害者協会が一月二十七日に村役場ホールで結成。
結成式では、具志堅収入役の開会のことばにはじまり仲里村長のあいさつがありその中で、「皆様方が、この会に集い、お互いに話し合って、問題解決に努力することは、今後の本村の身体障害者の福祉向上を推進して行く上から最も重要であります」と出席した身障者を激励しました。
つづいて玉代勢福祉課長の経過報告の後議長団を選出して議事にはいり、会則案、事業計画及び予算案、役員の選出を満場一致で承認し、役員紹介と会長あいさつがあり、その後沖身協会長稲嶺一郎氏をはじめ多数の激励あいさつの後スローガンを全員で朗読し閉会しました。
会長 町田宗徳、副会長 照屋キク、書記会計 親川毅、監事 上原官徳、比嘉勇仁、理事
町田宗徳、金城ウト、照喜名名吉、城田盛政、東恩納千代、西銘宣一、具志堅富一、糸数勇昌、当銘由信、照喜名朝安、照屋キク

スローガン
私たちは積極的に、地域社会活動に参画しよう。一人の力には限りがある、みんなの力で会を盛り育てよう。

式辞 知念村長仲里常延
本日ここに知念村身体障害者協会結成総会を開催するにあたり一言ごあいさつを申し上げます。
村身体障害者協会の設立につきましては、本村の数年来の念願でありました。
幸いに設立準備委員会の準備万端の計画により、本日芽出たく結成総会が開催されることは 御同慶のいたりであります。
各準備委員や関係者の皆様のご苦労に対し深く感謝を申し上げます。
我が国では、社会経済の発展に伴って各種社会福祉施策は国の基本的施策に基づいて年々拡充整備されています。
特に昭和五六年の国際障害者年以降は、この事業に対する認識が深まり、雇用の場の確保や 更生施設等諸々の施策が整備充実されてきておりますことはご案内の通りであります。
村としても又、皆様方に対する諸々の施策を講じて、安心して日常生活が営まれるよう出来るだけの努力をさせてもらっています。
知念村社会福祉センターの建設も国や県そして関係機関のご理解によりまして非常に明るい見通しであります。これが完成した暁には、知念村の福祉の殿堂としてディハビリテーションなどを通し、皆様方の福祉向上に一歩も二歩も前進するものと確信しております。
さて、身体の障害によって不自由な生活を強いられている方々に、生きる喜びと、保障もれのないようその受益を促進して行かなければなりません。そのために皆様方が、この会に集いお互いに話し合って問題解決に努力することは、今後の本村の身体障害者の福祉向上を推進して行く上から最も重要であります。
今後の皆様方の活動に期待してやみません。
終りになりましたが、来賓の皆様方には公私共にご多忙で、しかも日曜日にもかかわりませ ずご臨席の栄を賜りましたことに対しまして深く御礼を申し上げます。ありがとうございました。
今後、会長、役員を中心に会員の皆様の一致団結によりまして、本協会が所期の目的を達成することを祈念しまして私のごあいさつと致します。

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大分類 テキスト
資料コード 008360
内容コード G000000337-0005
資料群 旧知念村広報
資料グループ 広報ちねん 第35号(1985年3月)
ページ 5
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 知念
発行年月日 1985/03/05
公開日