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母と子の会話 言葉のしつけ 身近な手本は家庭から

言葉は、幼児期から正しくはっきりと覚えさせて、きちんとした日本語を身につけさせるようにしましょう。
テレビなどの発達で、子供は自然に言葉を覚える機会が多く、耳から入るいろいろな言葉―単語―をどんどん吸収していきます。しかし、なんといつてもお母さんとの会話を通して、 子供は、どんなときにどういう言葉を使うかという、その場の状況や感情と一体となった実のある表現を体得していきます。
ですから、子供は、まずお母さんを通して、さらにお父さんとお母さんとのやりとりを聞きながら、言葉(の使い方)を身につけていきます。
一見、聞いていなさそうに見えても、子供は、親の会話を膚で感じながら、自分なりの解釈で覚えていくことが多いのです。
子供たちのママごと遊びは、たいていがお父さんとお母さん、そして子供の役—と、ふだんの家庭での会話が中心になっています。
「行ってらっしゃい」「ただいま」「お帰りなさい」
親の会話が、そのまま子供の世界で使われています。
親同士のなに気ない会話も子供への影響を考えて、それなりの配慮をすることが大切です。
また、言葉には、それぞれの感情・心が伴います。「ありがとう」というときには、それにふさわしい態度、しぐさがあるはずです。心から相手に感謝する心が働かなければ「ありがとう」という言葉も生きてきません。
子供にとっては、お母さんの言葉遣い、そして家庭での会話が、言葉を学習するうえでの身近なお手本といえるでしょう。

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大分類 テキスト
資料コード 008359
内容コード G000000336-0006
資料群 旧知念村広報
資料グループ 広報ちねん 第8号(1980年8月)
ページ 4
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 知念
発行年月日 1980/08/10
公開日