知念村農協(島袋朝栄組合長・組合員千五百五十四人)の、昭和五五年度通常総会が六月二八日午後二時から、村役場ホールで開かれました。総会の始まる頃には、会場は組合員であふ れるばかりになり、組合運営に対する意識の高さが、うかがえました。
議案審議では、組合運営や種々の問題について活発な論議が交わされ盛り上がりをみせ、昭和五五年度事業計画など十二議案を原案通り議決しました。事業の概況をみますと、信用 部門では貯金目標額二十七億円に対して二十三億四千万円、共済目標額十一億円に対して五億六千万円と大幅に下回りました。また生産関係部門では、本土出荷野菜等が、干ばつや台風などの悪環境のため出荷目標を達成できず、基幹作目であるサトウキビにおいても前年比約二〇パーセントの大幅減収になるという悪条件が重なり、総合収支はおもわしくありませんでした。
島袋農協長は「農協事業の発展のためには、組合に対する組合員のみなさまの御理解と御協力が必要です。今後共尚一層の御指導御協力をお願い致します」と述べておりました。