心身の健康と切っても切れない関係にある歯―その歯をいつまでも丈夫に保つには、むし歯や歯周疾患(いわゆる歯そうのうろう)といった歯の病気にかからないよう、ふだんから歯を清潔に保つことが大切です。
とくに子供の場合、歯の良し悪しは必身の成長に大きな影響を与ぇます。丈夫な子供は健康な歯から―子供の成長と歯について考えてみました。
子供の歯—乳歯はいずれ永久歯に抜け代わるのだから、少々むし歯になってもたいしたこ とはない—などと軽く考えていては、後々とり返しのつかないことになりますからご注意を。
六、七歳になると、乳歯がぶらぶらになって、やがて抜け落ちますが、この乳歯こそ、その後にはえてくる永久歯—一生使う大切な歯—の基礎となるものです。
「乳歯は永久歯の水先案内人」といわれるのもそうしたことからで、乳歯にむし歯があると永久歯との交換がうまくいかず、八重歯や乱ぐい歯(歯列不正)になってしまいます。
歯並びが悪いのは、顔だちにひびくばかりでなく、むし歯や歯周疾患の原因になります。
むし歯の痛みがひどいと、子供は心身ともにまいってしまい、その結果は食欲不振、偏食という悪循環をたどることになります。発育ざかりの子供の身長や体重の横ばい状態がよくみられるのも、むし歯が原因である場合が多いのです。
また、むし歯のために微熱が続き、リンパセンがはれ、さらに心臓病や腎炎などの全身病を起こす場合もあります。
そのほか、むし歯がひどいと、人前に出てもひけ目を感じたり、正しい発音ができにくいために、話すのが苦痛となり、内向的な性格になることもあります。そして、場合によっては知能の発達にまで影響を与えることがあるといわれます。
乳歯を大切に―
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008358 |
内容コード | G000000335-0001 |
資料群 | 旧知念村広報 |
資料グループ | 広報ちねん 第7号(1980年6月) |
ページ | 2 |
年代区分 | 1980年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 知念 |
発行年月日 | 1980/06/25 |
公開日 | ー |