モズク等水産物の加工の近代化は本村の漁業にとって重要な課題でありましたが昭和五三年度水産業近代化施設整備事業によりまして知念村漁業組合共同加工施設が完成し、今期より処理加工を行なっております。
本施設の総事業費は二千八百五〇万円で平屋建二百平方メートル、加工処理設備、洗浄設備、フォークリフト車等となっております。
事業主体であります知念漁協の説明によりますと、施設内の冷凍庫の完成によりまして、従来保存ができなくて徹夜してでもその日に処理しなくてはならなかったモズクの加工が翌日でもできるようになり、労力的にも負担が軽くなりました。さらに、機械化により、量産体制が可能になり、今後の養殖モズクの増産にも対応できます。そして機械化選別による品質の均一化は製品価値を高めることになります。また、モズクだけでなく、イカなどの大量水揚げがあっても対応でき、需給の調整ができるようになりました。
現在は四月から七月まではモズクの加工処理、八月から十一月まではイカの選別処理を行なっております。
将来はウニ等他の水産物の加工も行ない、製品価値を高め、漁業所得の向上をはかりたいと思います。
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大分類 | テキスト |
資料コード | 008357 |
内容コード | G000000334-0005 |
資料群 | 旧知念村広報 |
資料グループ | 広報ちねん 第3号(1979年10月) |
ページ | 4 |
年代区分 | 1970年代 |
キーワード | 広報 |
場所 | 知念 |
発行年月日 | 1979/10/12 |
公開日 | ー |