なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

佐敷金杜

次代を担う佐敷町の青年が、町の将来をどのように考えているか常日頃知りたいと思っていた。昭和59年度職員採用試験に受験した40余名の青年男女に「私の考える佐敷町の将来像」というテーマで小論文を書いてもらい、それを読む機会を得た。
論文の紙面の都合で受験生一人びとりが提起した問題は数少なかったが、全員が取り上げた問題は行政全般に亘り建設的提言であった。また、意外に町の事情にも精通し、現状評価も適切であった。
馬天小学校、町老人福祉センター、新開および冨祖騎公園、津波古地区土地改良圃場整備、農地保全事業、各集落の道路排水環境整備により本町が住みよい街になりつつあることを認めてくれている。
なんといっても、佐敷町の若い男女が最も誇りとしているのは、台上から眺望する馬天港の絶景。青い空、青い海、そして緑濃い自然それに国道沿いに立ち並ぶワシントンヤシであり、本町を沖縄一風光明媚の街として自負している。
図書館、体育館、プール等の教育体育施設の建設、文化祭、盆おどり大会等の開催、若者らしい要望が非常に多かった。中学生の非行、鍵ッ子対策のための児童館、学童保育、遊び場の設置などを強く望んでいるし、公害や交通事故加害者ワーストワン返上にも深い関心をもっていた。果樹園、大型観葉植物園、森林浴場、海底牧場を建設しようとのたのもしい提案もあった。

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大分類 テキスト
資料コード 008437
内容コード G000000499-0004
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第82号(1984年6月)
ページ 3
年代区分 1980年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1984/06/10
公開日