今回は、「こころ豊かなふるさとづくり推進運動」の一環として、3月18日から4月1日まで行なわれた宮崎県フラワーショーを視察して来ましたのでその様子を紹介します。
フラワーショーの開催された場所は、宮崎国体の行なわれた総合運動公園の一角。会場には春をつげる色とりどりの草花が所狭しと咲き乱れていました。
フラワーショーで使用された草花の種類は、アイスランドポピー、パンジー、デージー、ペチュニァ、アネモネなど四十六種にもおよぶ草花が一斉に咲き五万坪の会場を四十万株で埋めつくしていました。
会場は、ふれあい広場、メルヘン広場、くつろぎ広場、物産広場の四つに区分され、それぞれ特色のある催し物が行なわれていました。これらの催し物には、宮崎県が提唱している「一町一観運動」が取入れられ、観光立県宮崎を象徴していました。
このフラワーショーの運営は観光協会を中心とする数多くの民間団体で組織する宮崎フラワーショー実行委員で行なわれ、会場だけでなく、県全体に会場と同じく春をつげる草花が咲いていました。それらは、春を求めて宮崎をおとづれて来た観光客の心をなごませるのに充分なものとなっていました。
わが沖縄県も盛んに観光立県を提唱していますが、今回の宮崎県のような努力が少ないような気がします。青い海、青い空、年中暖かい「おきなわ」と大々的にその自然を売り物にしてはいますが、まだ、その地理的条件を生かした県づくりがなされていないようです。
また、わが佐敷町も、昭和62年の国体会場に指定され、着々とその準備が進められていますが、宮崎のフラワーショーの臨み方に学び準備推進に力を入れるべきでしょう。
自然あふれる、田園的な雰囲気を持った清潔な町、心豊かな町づくりを町民一人ひとりが心がけたいものです。心のなごむ町づくりを身近なところから実施していきましょう。