1992年11月に米国でおこなわれた、旧大里村大城の鐘の返還調印式の様子を撮影した映像を公開しました。
1935年、大城では青年団の資金をもとに、集落発展のシンボルとなる大きな釣り鐘がつくられました。この鐘は公民館前に設置され、住民に時刻や連絡事項を伝える重要な役割を果たしました。しかしながら戦後、大城の人びとが避難先から戻ると鐘は見当たらず、行方不明となってしまいました。やがて、米国カリフォルニア州の海軍博物館にこの鐘が保管されていることが判明し、現地で鐘の返還調印式が催されました。大城に戻された鐘は公民館横に設置され、地域の財産として大切にされています。今回は、大里村村長らが出席した返還調印式の映像を、オリジナル版(約54分)とダイジェスト版(約12分)の2パターンで公開します。