今回公開するのは、『愛の使者 山羊輸送班撮影 沖縄実況映画』という映像資料です。1940年代の末、戦後復興の最中にあった沖縄を支援するため、ハワイ在住の県出身者たちは乳山羊を送りました。この映像は、山羊を積んだ船がサンフランシスコ港を出発する場面からはじまり、佐敷や玉城、知念といった現在の南城市内の様子や、沖縄本島各地の風景が記録されています。撮影者は、旧佐敷村仲伊保出身の屋比久孟吉氏です。『佐敷村誌』(1964年)によると、氏が山羊の付添人としてハワイから来村したのは1949年6月で、村ではその功労に対する感謝の気持ちを込めた歓迎会も催されたようです。本映像の一部は、すでに南城市役所のホームページでも公開されていますが、なんデジではその全編(約1時間)をご視聴いただけます。
資料はこちらよりご覧ください。